ORTHOPTIST LAB

LOW VISION / EVERYDAY SUPPORT

「見えにくい」に、
選べる工夫を。

小さい文字、まぶしさ、スマホの操作。困っている場面から、道具や機能の候補を探せます。ご本人・ご家族の相談にも、学生・視能訓練士(ORT/CO)・看護師の学習にも。

最初に「何を・どこで・どのくらい続けたいか」を考えましょう。倍率や製品名だけで選ばず、眼科のロービジョン外来・担当医療者と相談し、実物を試してください。

文字を読みたい

まず手元の機能から

iPhone・iPadの「拡大鏡」

カメラで手元の文字や物を拡大し、表示の色を調整する候補です。スマホを安定して持てるか、読みたいものとの距離も試しましょう。

対象:iPhone・iPad。使える機能は機種・OSで異なります。

Apple公式:視覚のアクセシビリティ

紙の短い文字を読む

手持ち・置き型ルーペ

値札などの短い確認には携帯性、長い文章には支えやすさや照明も比較します。高倍率にするほど使いやすくなるとは限らず、見える範囲と姿勢も大切です。

例:エッシェンバッハの手持ち式・置き型製品。国内公式案内から取扱先を確認できます。

国内メーカー公式:ルーペと拡大読書器

文章を続けて読む

電子式の拡大読書器

カメラで紙面を画面に映し、拡大や色の切替を行う道具です。持ち歩くか机で使うか、画面の広さ、文字を追いやすいか、書き込みができるかを試します。

例:ヴィゾルクスデジタル XL FHD。価格・在庫・保証は販売店へ確認してください。

国内メーカー公式:電子拡大読書器の例

目だけに頼らず読む

Google「読み上げモード」

Androidの対応コンテンツを、大きな文字や読み上げで利用する候補です。使いたいアプリや文章に対応するかを確認します。画像の文字が必ず読める機能ではありません。

Google LLC提供。対応端末・権限・データの取扱いは公式ストアを確認。

公式Google Play:読み上げモード

まぶしさがつらい

遮光眼鏡・照明の位置を相談する

遮光眼鏡は色や濃さの違いを実際の環境で試すことが大切です。暗くすればよいとは限りません。照明が直接目に入らない配置、紙面の反射、屋内と屋外の違いも一緒に確認します。

製品例:東海光学CCP/CCP400。色の選定はトライアルキットのある取扱店で相談できます。色によって運転・路上使用の制限があるため、公式の注意事項を確認してください。

メーカー公式:CCP/CCP400
公式:試用・取扱店の案内

スマホの画面を使いたい

読む負担を分ける

大きい文字、音声、短い文章への整理を組み合わせる方法があります。読み上げは誤認識や読み違いがあるため、薬・金額など大切な内容は別の方法でも確認してください。

このサイトで文字・配色を試す →

遠くの表示を確認したい

単眼鏡などを、使う場所に合わせて試す

案内板や掲示など、離れた対象には近用ルーペとは別の道具が候補になります。対象までの距離、目標を探して合わせる操作、持ちやすさを相談してください。歩行中の使用や安全確認をこのページの説明だけで判断しないでください。

米国議会図書館:拡大補助具の選び方(英語)

相談・試用に持っていくメモ

  1. やりたいこと:新聞・値札・料理・授業・スマホなど。
  2. 場所と時間:机か外出先か、何分くらい続けたいか。
  3. 実際の材料:普段の本・書類・端末。個人情報の共有は必要最小限に。
  4. 比べること:読める範囲、姿勢、疲れ、操作、照明、持ち運び。
  5. 購入前:試用、保証、貸出や地域の制度について窓口に確認。

このページは特定製品の適合・治療効果を判定しません。急な見え方の変化や眼の痛みは、道具を探す前に医療機関へ相談してください。

このガイドの根拠と使い方

ロービジョン支援は、生活で困っていることに合わせて機器・設定・使い方を選ぶ考え方です。米国国立眼研究所の案内を参考にし、製品情報は各メーカー・OS提供者の公式案内を照合しました。価格比較や効果の順位付けは行っていません。

文字・配色と拡大比を試す(説明用Beta) →